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☆ジジキキのお部屋☆

イタリアの小さな村から発信をする人

イタリア🇮🇹美しきマッジョーレ湖~小さな村から~

Ciao❣️❣️❣️

 

今日は少し編み物から離れます😅

 

皆さんは イタリアのマッジョーレ湖をご存知ですか?

 

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ロンバルディア州とピエモンテ州の州境にある湖で北部はスイスのティチーノ州にまたがっています。

イタリアで二番目に広い湖✨

一番はガルダ湖です!

 

私達 夫婦は週末やフェスティバルなどのお休みは必ず小さな村に滞在しています🙌

この小さな村には殿の両親が暮らしています。

この村は自然が多く動物がたくさん住んでいます☺️

例えば 猪、狐、狸、鹿などが普通に道端に登場します😅

やぁ~!

という感じで😅

そして森には数えきれないほどの鳥がたくさん住んでいます🕊️

 

この小さな村の人口は約300人ちょっと。

実際にはもっと少ないです。

その理由が別荘として家を持っている家族が多く、ドイツ、スイスからバカンスで夏休みに訪れるため、ここで生活をしている人は300人も居ないのです。

私が初めてこの村に訪れた時 数分以内に日本人が来た!!!と瞬く間に広まりました😅

この村にスーパー、パン屋さん 日常生活に必要なお店がありません。

過疎化問題により全てお店が無くなってしまいました😥

最近、小さな喫茶店がオープンしましたが、本来ならばあるのが当たり前のイタリア。喫茶店がないというのが不思議な位です。

買い物はマッジョーレ湖近くの街まで出なければならず 車で約30分。

バスは1時間に1本あるかないか😅

週2回 小さなトラックが村の広場に来て野菜やフルーツの販売をしています。

車のない高齢者のためと言っても良いかもしれません。

近所の人が協力をしてスーパーにまとめ買いをする時もあります。

私もマンマに頼まれたら、街に出たついでに買う事がありますが、その際には、隣のおば様にも連絡をして何か必要な物があるのか聞いたりしています。

 

イタリア人も知らない位 小さな村。

でもスイス人は知っています😅

その理由は、この村はスイスまで車で30分で到着😎

ミラノまで車で2時間以上。

同じイタリア内なのに国境を渡った方が早いとは😂

 

この村へ来ると私は必ず森へ行きます。

そして少し歩くと...

マッジョーレ湖❤️

誰も居ない静かな場所。

ここで私は何時間も過ごします。

 

朝6時30分。

森の中を歩くと鳥達はすでに起きている。

キツツキが朝から、せっせかとお仕事をしている。

あちらこちらから 色んな種類の鳥の声が聞こえてくるのが楽しい🎵

何のお話をしているのだろう?

 

朝食何にする~?

私いらな~い。とかかな(笑)

 

そんな小さな1人妄想をしながら散歩をするのが好き。

 

春になると葉の色が緑になり、岩に生えている苔も、よく見ると花が咲いていたり。

落ち葉を踏みながら歩くこの静かな時間。

ここにスマホは必要ない。

電波が届かないから。

でも私達夫婦にとっては調度良い。

スマホに触れず、自然と触れる時間はとっても大切な事。

 

この場所に来るといつもあの俳句が頭を過る。

なぜだか理由は分かりません😅

 

菫ほどな 小さき人に 生まれたし

 

夏目漱石

 

社会人になり 英語の試験を受けるために週末は朝から夕方まで図書館に居ました。

その時 夏目漱石の本が偶然目に止まり、勉強をせず この句について調べていた私😅

 

この句は夏目漱石が30歳の頃?だったかな。

とっても憂鬱な気分だった時に詠まれたものらしいです。

イギリスへ留学をするも、経済的貧窮、習慣、言葉の違いから孤独によって 精神的に衰弱。引きこもる日々を過ごし 日本に帰国後も災難が続いた背景を物語っていると本に書いてありました。

 

菫はどんな環境でも可憐に咲く。

道端に咲いている時もある。

どんな場所でも咲く力強さを持っている。

周りの環境や人の目を気にせずに咲く菫。

小さいけれど一生懸命に生きている。

ひっそりと自分の力を尽くす人生でありたい。

 

現代語にすると、目立たずともたくましく咲く菫のような人に生まれたい。

という意味のようです。

 

その時は へぇ~そんな意味があるんだ~。で終わりましたが、まさかその後 自分が日本を出て イタリアへ住むとは思ってもいなかった。

 

ここへ来て3年が過ぎ 相変わらず語学は なかなか難しいけれど 聞き流す事ができるという事は少しは耳が上達したのだな😎と前向きに考える人😅

 

言葉が分からない最初の頃は、聞き流すなんてできない。

相手の話を理解しようと一生懸命 聞こうとするが、結局分からないから 返事すらろくにできない。

そして食事、習慣の違いが混ざってくると 誰もが疲れを感じたり、不安、焦りが出ると思う。

ましてもイタリアの経済はコロナ前からピンチ・・・

仕事を見つけるのも大変な国だと思います。

 

そんな時にここへ訪れると自然が全てを吹き飛ばしてくれるのです😌

そして夏目漱石を思い出す私😅

 

どんな環境に置かれたとしても、力強く生きていけたら良いな~と自分に願っているのかもしれませんね😌

 

素敵な場所を皆様にも見て欲しいなと思いスマホを持って撮影しました✨

揺れがありすみません。

上手な撮影ではないけれど 自然の力を感じて下さい✨

 

真向かいに見える山がピエモンテ州。

右側にある山はスイスになります。

 

そして私はいつもここで横になり山を見ながら、ここが日本だったらなぁ~直ぐに行けるなぁ~と思い見つめています。

ブルーベリーを食べ、クスクス笑いながら🌼

 

読んでくださり ありがとうございました❤️

 

今日も1日穏やかに皆様が過ごせますように🌼

今日も誰かを思い編みます❤️

 

 

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