須賀敦子さんの本により 人生における大切な2つの事を学んだ私。
Ciao☆
ずっと更新ができず...
やっと今日 更新ができた~!
嬉しい!!!😭
決して もうブログに飽きたとかじゃありません!
昨日から何をブログに書こうかな?
と考えていました。
たくさん書きたい事の中から 私が今日 書くのは 須賀敦子さんの本について書きたいと思いま~す✨
全く興味のない方 ごめんなさい😱
でもね...
読んでみようかな?と思うかもしれません。
いや...
そう思って頂けたら 私嬉しいです😭
では 始まり始まり☺️
🍀須賀敦子さんとは🍀
須賀敦子さんをご存知でない方の為に 簡単に説明します。
彼女は20代後半~30代終わりをイタリアで過ごし、日本に帰国後 50代後半から注目を浴び2014年には イタリア語から日本語への優れた翻訳をしたとして 須賀敦子翻訳賞 受賞。
当時 彼女がミラノに来て働いていたと言われる 本屋さん(現在は San Carlo書店)は現在もDuomo大聖堂近くにあります。
のちの夫となる ジョゼッペ・リッカもこの本屋さんで働いていた職員。
しかし、結婚 6年目 ジョゼッペ・リッカ 天国へ。1967年6月3日 41歳という若さで天国へ旅立った。
彼女はその後 4年間 ミラノに住み 書店で勤務した後 日本に帰国。
彼女の残した作品の中には イタリア人との深い付き合い?深い心の場所?
美しい文章で綴られている背景には 年齢を問わず 一度は考えるような文章が時々 綴られている。
🍀私が須賀敦子さんを知った日🍀
私が彼女を知ったのは つい最近の事です。
殿の知り合いの日本人の方と夕食を共にする機会があり、その方から...
「彼女の本は本当に素敵だ!一度 読んでみるといいよ!イタリア語は分からないが きっと日本の著名人の本を翻訳した 彼女のイタリア語も 美しい文なんじゃないかな~。
塩一トンの読書 という本は良かったよ。」
塩一トン...
一トン分読んだら何かあるのか?
それとも彼女は一トン分近く本を読んだのかしら?
私の中で妄想が始まり 気になりまして 自分の母にお願いをして郵送してもらいました。
お願いした本は...
塩一トンの読書 と ユルスナールの靴
小さな子供のように首を長~くして待ち続けること約10日。
無事に到着しました✨✨✨
箱を開けた時...
おー日本語!たて読み!!!
いちいち 小さな事に
いちいち ささいな事に
感動しちゃう私😅
さて...
そこには どんな物語で 塩一トンとは どんな意味なのか。
小さな扉を恐る恐る開けてみました😌
🍀私が学んだ2つの大切な事🍀
本のあらすじを全て話してしまったら 意味がないので ほんの少しだけ簡単に お話します。
この 塩一トン という言葉は 彼女のお姑さんが放った言葉なのです✨
そして文面の中で...
新婚ホヤホヤな彼女とジョゼッペ・リッカを前にして 姑さんは...
人生はそんなに生易しいものではない。
夫婦は色んな経験をする。
一トンの塩を舐めつくすには長い時間がかかる。
つまり長い付き合いになるという事。
すみから すみまで 理解するのは時間がかかるものなのよ。
つまり 苦労を共にするって事ですね。
お姑さんの例え方が凄いですね☆
はっは~・・・そういう意味ね・・・
そして私は黙々と読み続けました。
私が学んだ1つ目は...
彼女はこの本の中でこのように綴っています。
「実際に読んだ」経験とすりかえて、私達はその本を読むことよりも 「それについての知識」をてっとり早く入手する事で お茶を濁しすぎているのではないか?
ギクッ
としました。
読んでいる本を一瞬 止めて
フッと考えました。
もしかしたら 今までたくさん読んできた本があるけれど 読んだつもりでいるだけ?
何だか不安になり、悩みました。
本を読み終わり 日本から持ってきた お気に入りの本を また もう一度読んでみようと思いました。
今 読み直すと 一体 どのように受け止めるのか、どのように感じるのか。
読み直す事にワクワクしました。
皆さんはどうでしょうか?😌
次の本 ユルスナールの靴
何かのテレビ番組?でも紹介されたみたいですが...
きっちり足にあった靴さえあれば
自分はどこまでも歩いていけるはずだ。
完璧な靴に出会わなかった不幸を
かこちながら 私はこれまで生きてきたような気がする。
同じ女性として 凄く深くうなずけた。
私はまもなく39歳。
決して若い年齢じゃない。
思春期の頃から今を振り返ったら たくさんの色々な事があった。
うまくいかなかった何かを
うまくいかなかった人生を
誰かのせいにして自己防衛をしていた時があった。
と 私は彼女の本を読みながら 何となく自分でそう感じました😵
皆さんは
この文章を読み
どんな風に感じましたか?
目を閉じて フッと出てきた事はありませんか?
あ~あったなぁ~。
という瞬間があるのではないのでしょうか?
それは皆 人それぞれ違うと思います。
この本を読むと 何だか肩の荷が降りたというか、優しい気持ちになれました。
この本はそんな共感できる文章が 素敵な文章で綴られていて こんなに美しい文を読んだのは初めてかもしれないなぁと感じました。
🍀共感できた事🍀
彼女がミラノに住み 華やかな街とは違う リアルな北イタリア人家族との生活。
イタリア人の孤独や悲しみを見るのです。
私はミラノの来てから1年8ヶ月になろうとします。
嫁ぎに来たので、留学生とはまた違う生活です。
イタリア語をゆっくり ゆっくりと話始め 理解ができているのは 殿だけではなく 殿の両親とその家族です。
これには本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
右も左も言葉も分からない私に、皆が歩み寄ってくれた事。
その反面・・・
たくさんの日々を過ごせば過ごすほど
彼らが持っていた悲しみの心を知る事があります。
これは彼女も文の中で綴っています。
きっと世間の人々は・・・
イタリア人って陽気。
イタリア人って適当。
まぁ確かにそんな事もあります。
でも彼らを知れば知るほど
彼らの悲しみや孤独という事を感じた時、知った時・・・
何とも言えない気持ちになります。
それでも彼らはワインを飲みながら
人生を楽しく過ごしています。
これから先も たくさんの色んな事があるでしょうね😌
この本を読み 深く考えさせられる事や共感できる事 そして困難を乗りこえていく事。
とても勉強になりました😌☺️
たくさんある本の中から
ご縁があって この本に出会い 本当に感謝です💓
次にこの本を読み返すのはいつだろう?
それもまた 私の1つの楽しみになりました✨
この夏 又は いつか イタリア旅行へ来るときに 飛行機で彼女の本を読んでみてはいかがでしょうか?😆
では また書きます✨
長い文章を読んで下さり ありがとうございました💓
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Ciao!
Buona notte🌙